自己PR動画を1分以内に削る|削っていい情報・残す情報の基準
ライター
田中美咲(人事コンサルタント)
大手企業の人事部門で15年以上のキャリアを持つ。新卒採用から中途採用まで幅広い採用業務を経験し、現在は人事コンサルタントとして企業の採用戦略立案や面接官トレーニングを手がける。特に、応募者の潜在能力を見抜く面接技法に定評がある。
アプリを詳しく見てみる大手企業の人事部門で15年以上のキャリアを持つ。新卒採用から中途採用まで幅広い採用業務を経験し、現在は人事コンサルタントとして企業の採用戦略立案や面接官トレーニングを手がける。特に、応募者の潜在能力を見抜く面接技法に定評がある。
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・自己PR動画が1分に収まらない
・伝えたいことが多くて、何を削ればいいか分からない
・短くすると内容が薄くなりそうで不安
・録画面接/動画選考で、短時間で印象を残したい
・自己PR動画の核(残す情報)を決める基準が欲しい
「自己PR動画を撮ってみたら、気づけば2分、3分になっていた…」
でもそれは、話が下手だからではありません。むしろ“伝えたい材料が多い人ほど長くなる”のは自然です。
問題は、採用担当が見たいのが「全部」ではなく、1分で判断できる“核”だということ。
この記事では、自己PR動画が長くなる原因を分解し、削っていい情報/残すべき情報の基準を明確にしたうえで、1分以内に収める具体的な削り方を解説します。
(参考:自己PR動画の基本構成そのものを押さえたい場合)
結論:1分に収めるコツは「削る」ではなく“残す情報を先に決める”こと
自己PR動画を1分にするために、いきなり文章を短くしようとすると失敗します。理由は簡単で、重要度の低い話が残って、重要な話が削られがちだからです。
やるべき順番は逆です。
📋 1分に収めるための正しい順番
- 1)残す(核を1つに決める)
- 2)核を伝えるために必要な情報だけを残す
- 3)それ以外を削る
この順番にすると「短いのに伝わる自己PR」になります。
まず決めるべき:1分自己PRで絶対に残す4点
1分自己PR動画で、最低限残すべき情報はこの4つです(順番もこのままでOK)。
- ①結論(あなたの強みは何か)
- ②根拠(その強みが発揮された状況)
- ③行動(あなたが何をしたか)
- ④再現性(入社後どう活かせるか)
💡 ポイント
この4点が揃っていれば、長さは短くても「薄い」とは見られにくいです。
1分にするための“秒数配分テンプレ”(これで削れる)
おすすめはこの秒数設計です。配分が決まると、削る場所が自動的に決まります。
- 0〜10秒:結論(強みを一言で)
- 10〜45秒:根拠+行動(エピソードは1つだけ)
- 45〜60秒:再現性(入社後の貢献イメージ)
ポイントは、“根拠+行動”に最も時間を使うこと。逆に、自己紹介(大学名・学部)を丁寧に言い始めると、ほぼ確実に1分を超えます。
「削っていい情報」チェックリスト(長くなる原因TOP)
ここからが本題です。1分を超える人が入れがちな“削っていい情報”は次の通りです。
削っていい情報(長尺化の原因)
1️⃣ 前置き(背景説明が長い)
「私は昔から〜で…」「きっかけは高校時代に…」は、エピソードが始まるまでの助走が長くなります。
→ 対策:状況は一言で十分。例:「飲食店アルバイトで新人教育を担当していました」
2️⃣ エピソードが2個以上
「Aの強みもBの強みもあります」「バイトでもサークルでも頑張りました」で一気に長尺化します。
→ 対策:エピソードは1つに絞る(強みも1つに寄せる)
3️⃣ 感想・気持ちが多い(でも行動が少ない)
「大変でした」「悔しかった」「学びになりました」が続くと、内容は膨らむのに評価材料が増えません。
→ 対策:感想は最後に1文。代わりに「何をしたか(行動)」を増やす
4️⃣ 細かすぎる数字・固有名詞の羅列
数字は武器ですが、説明が長くなる数字(細かい内訳・役職の羅列など)は逆効果です。
→ 対策:数字は1つだけにする(例:「ミス件数を○件→○件」「リピート率を○%改善」など)
「残すべき情報」基準はたった2つ(採用側が判断しやすいか)
逆に、必ず残すべきはここです。
残す基準1:あなたが“やったこと”が具体的か
採用側が見たいのは「頑張った」よりも再現可能な行動です。
- 何を変えた?
- どう工夫した?
- どう巻き込んだ?
この3つが入ると、短くても強いです。
残す基準2:その強みが“会社で使える形”に翻訳されているか
自己PRが長い人ほど「自分の話」で終わりがちです。最後の10〜15秒で、必ず仕事に接続してください。
例:「この経験で培った◯◯を活かし、入社後は△△の場面で“改善提案→実行”までやり切りたいです」
1分自己PRを作る“削る順番”テンプレ(上から削る)
削る時は、次の順番で削ると失敗しません。
- ①前置き(背景・動機)を削る
- ②エピソードを1つに削る
- ③感想を1文に削る
- ④数字を1つに削る
- ⑤強みを1つに絞る(最後の手段)
☑️ 削る前に確認したいこと
- 強みは1つに絞れているか
- エピソードは1つだけになっているか
- 感想が行動より長くなっていないか
- 数字・固有名詞が説明過多になっていないか
仕上げ:録画して“削りポイント”を見つけるチェック方法
完成原稿を読んでると、意外と削れません。おすすめは次のやり方です。
- 1)まず撮る(60〜90秒でもOK)
- 2)自分の動画を見て「要らない部分」をマーキング
- 3)要らない部分を削って、もう一回撮る
この繰り返しで、自然に1分に収まります。(撮影・見返し・改善の考え方は、自己PR動画の作り方記事も参考になります)
CTA:1分の強みを“動画”で企業に届けよう
自己PR動画は、短いほど不利ではありません。むしろ、1分で「強み→根拠→行動→再現性」が揃っている人は動画選考で強いです。
V+ingであなたの“今の魅力”を動画で伝えて、企業と出会いましょう。
1分で伝わる自己PR動画を、今日から作ろう
V+ingなら60秒動画で“強みの核”が伝わる自己PRを磨けます。撮影→見返し→改善を回して、短くても印象に残る動画に仕上げましょう。
まとめ
- 1分自己PRで残すべき4点は「結論→根拠→行動→再現性」
- 秒数配分は「0-10秒/10-45秒/45-60秒」
- 削るなら「前置き→複数エピソード→感想→数字→強み」の順
自己PR動画を1分に収めるコツは、いきなり削るのではなく“残す情報(核)を先に決める”ことです。残すべき4点(結論→根拠→行動→再現性)と秒数配分(0-10秒/10-45秒/45-60秒)を固定すると、削るべき場所が自動的に見えてきます。削る順番は「前置き→複数エピソード→感想→数字→強み」。短くしても薄くしないために、最後は必ず“会社で使える形”に翻訳して締めましょう。