【M-1王者】令和ロマンから学ぶ!60秒動画選考で心を掴むプレゼン術
ライター
田中美咲(人事コンサルタント)
大手企業の人事部門で15年以上のキャリアを持つ。新卒採用から中途採用まで幅広い採用業務を経験し、現在は人事コンサルタントとして企業の採用戦略立案や面接官トレーニングを手がける。特に、応募者の潜在能力を見抜く面接技法に定評がある。
アプリを詳しく見てみる大手企業の人事部門で15年以上のキャリアを持つ。新卒採用から中途採用まで幅広い採用業務を経験し、現在は人事コンサルタントとして企業の採用戦略立案や面接官トレーニングを手がける。特に、応募者の潜在能力を見抜く面接技法に定評がある。
アプリを詳しく見てみる📖 この記事はこんな人におすすめ
・動画選考で何を話せばいいか悩んでいる就活生
・60秒という短時間で効果的に自分をアピールしたい方
・お笑い芸人の構成術を就活に活かしたい方
・採用担当者の記憶に残る自己PRを作りたい方
・動画選考の具体的なテクニックを学びたい方
「動画選考、どう対策してる?」
多くの企業で導入されている動画選考。限られた60秒という時間で、あなたという人間を、そしてあなたの魅力を最大限に伝えるのは至難の業ですよね。
そんな中、2024年のM-1グランプリで優勝し、今まさに最も勢いのあるお笑い芸人、令和ロマン。
彼らが決勝の舞台で、たった数分で審査員はもちろん、視聴者の心を鷲掴みにするあの巧みな話術、構成力、そして「間」。
実は、このM-1で培われた「心を掴む技術」は、就活の60秒自己PR動画にも驚くほど応用できるんです。
この記事では、M-1王者の令和ロマンが実践する「60秒で心を掴むプレゼン術」を徹底分析。お笑いの構成術を動画選考にどう活かすのか、高比良くるまさんの「ネタ作り=ケース面接」理論とは? ジャルジャルのネタから学べる動画面接術とは?
読めば、あなたの自己PR動画が、ただの「説明」から、採用担当者の記憶に強く残る「パフォーマンス」へと劇的に変わるはず。さあ、令和ロマンと一緒に、動画選考を突破する秘訣を手に入れましょう!
M-1王者・令和ロマンの「60秒で審査員を虜にした」技術

M-1グランプリ2024で王者となった令和ロマン。彼らが披露した漫才は、短時間で審査員や観客の心を鷲掴みにする圧倒的な構成力と、絶妙な「間」の取り方が際立っていました。特に、高比良くるまさんが提唱する「ネタ作り=ケース面接」という考え方は、就職活動における自己PR動画の構成に大きなヒントを与えてくれます。
令和ロマンの漫才は、まさに「つかみ→展開→オチ」というお笑いの黄金フォーマットを完璧に体現していました。冒頭で観客の注意を一瞬で引きつけ、そこから練り上げられたロジックとユーモアで展開し、最後に鮮やかなオチで強い印象を残す。この一連の流れは、60秒という限られた時間で自分を最大限にアピールする必要がある動画選考において、非常に参考になる要素が詰まっています。
💡 ネタ作り=ケース面接という視点
高比良くるまさんの「ネタ作り=ケース面接」という視点は、単に面白い話をするだけでなく、明確な課題設定、解決策の提示、そしてその結論に至るまでの論理展開が、漫才にも就活の自己PRにも共通して求められると説いています。企業が求める人材像という「お題」に対し、自分という「商品」をいかに魅力的にプレゼンするか。その思考プロセスは、まさにケース面接そのものと言えるでしょう。
令和ロマンの技術を学ぶことは、動画選考において「ただ話す」のではなく、「戦略的に魅せる」ための強力な武器となるはずです。
お笑い芸人が就活で有利な3つの理由

近年、お笑いサークル出身者が就職活動で有利とされるケースが増えています。これは、彼らが培ってきたスキルが、単なる面白さだけでなく、ビジネスシーンで求められる重要な能力と合致しているためです。特に以下の3つの理由が挙げられます。
理由① コミュニケーション能力
お笑いは、相手に意図を正確に伝え、反応を引き出すことで成立します。漫才やコントを通じて、言葉選び、声のトーン、表情、ジェスチャーなど、あらゆる要素を駆使して効果的にメッセージを伝える訓練を積んでいます。これは、面接官に自身の魅力を伝え、共感を得る上で不可欠なスキルです。
理由② 発想力
M-1グランプリで優勝した令和ロマンのネタに見られるように、お笑いは既存の枠にとらわれない自由な発想から生まれます。与えられたテーマや制約の中で、いかにオリジナリティを発揮し、新しい視点を提供できるか。この発想力は、企業の課題解決や新規事業提案など、ビジネスのあらゆる場面で重宝されます。
理由③ プレッシャー下での対応力
大勢の観客の前で、または審査員という厳しい目にさらされながら、限られた時間でパフォーマンスを成功させるには、並々ならぬ精神力と瞬発力が必要です。予期せぬハプニングにも柔軟に対応し、場の空気を読んで最適な行動を取る能力は、動画選考や実際の面接といった緊張感のある状況で、冷静かつ的確に自分をアピールするために大いに役立ちます。
これらのスキルは、動画選考での自己PRにおいても、他の就活生と差別化し、採用担当者の心に響くプレゼンを行うための強力な武器となるでしょう。
動画選考で使える「漫才の構成術」

M-1で培われる漫才の構成術は、就活の60秒自己PR動画にも応用可能です。特に「冒頭5秒のつかみ」「中盤の共感ポイント」「ラスト10秒の印象付け」という3つの要素を意識することで、採用担当者の記憶に残るプレゼンを実現します。
冒頭5秒の「つかみ」
M-1王者の令和ロマンがそうであるように、漫才では冒頭数秒で観客の心を掴む「つかみ」が非常に重要です。これは自己PR動画でも同じ。面接官は多くの動画を見るため、最初の5秒で「この人の話を聞きたい」と思わせることができれば、その後の展開に期待感を持たせることができます。
具体的なテクニックとしては、
- 意外な事実やキャッチーなフレーズで始める
- 問いかけで視聴者の思考を促す
- ユーモアを交えて親近感を演出する
などが挙げられます。例えば、「私は〇〇大学の〇〇です」という定型的な自己紹介ではなく、「『〇〇の鬼』と社内で呼ばれたい男、〇〇です!」のように、少しひねりを加えるだけで印象は大きく変わります。
中盤の「共感ポイント」
漫才の中盤では、観客が「わかる!」「自分もそう思う!」と共感できるようなネタを盛り込むことで、一体感を生み出し、話に引き込みます。自己PR動画においては、自分の強みや経験(いわゆるガクチカ)を語る際に、採用担当者が「自分もそうだ」「この課題はわかる」と感じられるような共感ポイントを意識しましょう。
例えば、困難を乗り越えた経験を話す際、その「困難」が誰にでも起こりうるような状況や感情に焦点を当てることで、共感が生まれやすくなります。単に「頑張りました」と伝えるのではなく、「〇〇という課題に直面した時、多くの人が諦めるところを、私は〇〇という工夫で乗り越えました」のように、課題と解決策を具体的に示すことで、あなたの思考力や行動力を効果的にアピールできます。
ラスト10秒の「印象付け」
M-1の漫才が最高の盛り上がりを見せ、鮮烈な印象を残して終わるように、自己PR動画でもラスト10秒は非常に重要です。ここであなたの熱意や将来のビジョンを簡潔に、かつ力強く伝えることで、面接官に強い印象を残し、記憶に焼き付けることができます。
例えば、
- 入社後の具体的な貢献イメージを語る
- 企業への熱い想いを一言で表現する
- 「〇〇という目標を達成するため、貴社で尽力します」のように、未来への意欲を示す
といった方法があります。漫才の「オチ」のように、あなたの個性や企業への情熱が凝縮された一言で締めくくることを意識しましょう。これにより、動画全体がまとまり、あなたのメッセージがより強く心に響くはずです。
【実践】60秒自己PR動画を「M-1風」に作ってみた

M-1王者のテクニックや漫才の構成術を学んだところで、いよいよ実践です。ここでは、M-1の構成術を取り入れた60秒自己PR動画の具体的な作成例をご紹介します。まるでワークショップに参加しているかのように、一緒にあなた自身の動画構成を考えてみましょう。
導入(冒頭5秒):M-1の「つかみ」で面接官の心を掴む
まずは動画の「つかみ」となる冒頭5秒です。ここでは、あなたの個性やテーマを端的に示すことで、面接官に「この学生は何か違うぞ?」という印象を与え、動画の続きを見たいと思わせるのが狙いです。
例: 「こんにちは!私の強みは、あらゆる状況で『問題解決の突破口を見つける力』です!…まるで、どんなに難しい謎でも解き明かす名探偵のように!」
このように、キャッチーなフレーズや比喩表現を使い、あなたの最もアピールしたい強みや個性を冒頭で提示します。
エピソード(次の30秒):ガクチカを漫才の「展開」のように面白く語る
次に、あなたの強みを裏付ける具体的なエピソード(ガクチカ)を30秒で語ります。ここでは、漫才の「展開」のように、ストーリー性を持たせ、面接官が情景を思い浮かべやすいように工夫しましょう。
例: 「大学時代、私はカフェでアルバイトをしていました。ある日、新メニューの導入でオペレーションが混乱し、お客様をお待たせしてしまう事態が発生。そこで私は、店長に無断で(笑)、お客様の待ち時間に楽しめる『オリジナルミニゲーム』を考案しました。結果、お客様からは『待ち時間が楽しくなった』と好評をいただき、クレームはゼロに。この経験から、予期せぬ問題にも『遊び心』を持って対応する力が身につきました。」
ポイントは、単なる事実の羅列ではなく、課題、行動、結果を分かりやすく、かつ少し面白みや意外性を加えて話すことです。
強みと企業への貢献(次の15秒):あなたの「強み」を具体的にアピール
エピソードで示した強みが、どのように企業で活かせるのかを具体的に伝えます。ここでは、応募企業が求める人物像や事業内容と結びつけることが重要です。
例: 「この『問題解決力』と『遊び心』は、貴社が掲げる『顧客体験の最大化』というビジョンに貢献できると確信しています。特に、新規事業開発において、既存の枠にとらわれない柔軟な発想で、新たな価値創造に挑戦したいです。」
企業の具体的な事業や課題に触れることで、「ただの自慢」ではなく「企業への貢献」としてアピールできます。
締め(ラスト10秒):M-1の「オチ」で強い印象を残す
動画の締めは、面接官の記憶に残る「オチ」を意識しましょう。あなたの熱意や個性、そして「次に会いたい」と思わせる一言で締めくくります。
例: 「私のプレゼンは以上です!この動画を通して、私の『問題解決力』が、貴社という舞台でどんな『笑い(=価値)』を生み出すか、ぜひ直接お話しさせてください!ありがとうございました!」
このように、M-1で言うところの「ありがとうございました!」を意識しつつ、もう一歩踏み込んだメッセージで締めくくることで、あなたの動画は面接官の心に強く残るでしょう。
V+ingで「お笑いセンス×人柄」をアピールする方法

動画選考では、あなたがどんな人なのか、その人柄を伝えることが非常に重要です。そして、お笑い芸人の強みである「お笑いセンス」は、この人柄を魅力的に見せる強力な武器になります。ここでは、単なる情報伝達に終わらず、躍動感を持って表現し、お笑いのセンスと誠実さ、熱意を伝えるための「V+ing」という概念をご紹介します。
💡 「V+ing」とは?
「V+ing」とは、動詞に「〜ing」をつけることで「〜している状態」を表す英語の文法に由来します。これを動画選考に応用すると、「あなたがまさにその行動をしている最中である」という躍動感や臨場感を伝える表現を指します。例えば、「私は学生時代にリーダーシップを発揮しました」と過去形で述べるだけでなく、「私は常にチームを鼓舞し、課題解決に向けてメンバーと議論している(discussing)リーダーでした」のように、具体的な行動を現在進行形のように描写するイメージです。
お笑い芸人が舞台で常に「パフォーマンスしている」ように、あなたの動画も「あなた自身をパフォーマンスしている」場だと捉えてみましょう。
具体的な「V+ing」のアプローチは以下の通りです。
「V+ing」の3つの表現方法
1️⃣ 表情と声のトーンで「V+ing」を表現する
「私は明るい性格です」と説明するだけでなく、話している最中に自然な笑顔を浮かべ、声のトーンも明るく弾ませてみてください。まるで今、まさに「明るく話している(speaking brightly)」あなたを見せることで、言葉と行動が一致し、説得力が増します。
2️⃣ ジェスチャーで「V+ing」を表現する
「チームで協力しました」と話す際に、手のひらを広げて「みんなで」というジェスチャーを加えたり、「課題を解決しました」と言う際に、何かを掴むような動きをしたりすることで、あなたが今、まさに「協力している(cooperating)」、「解決している(solving)」姿を視聴者に想像させることができます。
3️⃣ 言葉選びで「V+ing」を意識する
「〜を頑張りました」という代わりに、「〜に没頭し、日々改善を重ねていました」や、「〜の面白さに魅了され、探究し続けています」のように、現在進行形や継続を表す言葉を使うことで、あなたの情熱や継続性をリアルに伝えます。
お笑いセンスとは、単に人を笑わせることだけではありません。相手の興味を引き、飽きさせず、メッセージを効果的に伝えるためのコミュニケーション能力です。動画選考では、この「V+ing」の意識を持って、あなたが「今、まさに活躍している」姿をイメージさせることが、採用担当者の記憶に残り、次へと進むための重要な鍵となるでしょう。
📱 V+ingで動画選考を突破しよう!
60秒の動画であなたの魅力を企業に届けよう。
M-1王者の技術を活かして、面接官に「会ってみたい」と思われる自己PRを今すぐ作成!
📌 まとめ
M-1王者・令和ロマンの「60秒で心を掴む技術」は、動画選考にも応用できます。
- 冒頭5秒でキャッチーなつかみを入れる
- 中盤30秒で共感できるエピソードをストーリー仕立てで語る
- ラスト10秒で熱意と企業への貢献を印象的に締める
- 「V+ing」の意識で、躍動感のある表現を心がける
- V+ingなどのツールを活用して、効率的に動画選考対策を進めよう